目黒区の統廃合予定中学4校をめぐるツアーに参加
11/21 13:30スタート。目黒区の統廃合予定中学4校をめぐる、しろめくろめさん主催のツアーに参加しました。洗足駅から、9中→洗足学園跡地マンション→7中→サレジオ教会→8中→沙羅の家→11中→11中第二校庭→緑が丘文化会館。そこで8人ほどで懇談のあと、16:30散会しました。つごう13000歩ほどのツアー、なんとか雨にあわずすみました。
20211121中学校統廃合ツアー洗足駅前に集合。かっては「プリンセス通り」とよばれた、路からスタート
第9中学校、少し窪地にあるが結構広い。敷地1万1千平米強で4校中では8中に次いで二番目。1962年築。
生徒数は現在167名と最少。
洗足学園跡地はマンションに。東急バスのバス停はまだ「洗足学園前」
第7中学校。「校章は梅」の横断幕が。
碑文谷1丁目バス停通過。「しろめくろめ」の旗を先頭に歩きます。
第8中学校。校門の無く、ステンドグラスのすてきな建物。4校の中では最も広い耕地面積だが、容積率は唯一150%。(他は200%) 1960年築。
第11中学校。呑川に面して斜面に建つ。どこが何階なのかな。資料には地上4階・地下2階とある。校庭狭い→
そこで呑川(暗渠)の対岸に、第11中・第2校庭があります。
2時間あるいてたどり着いた緑が丘文化会館で、懇談と情報交換。
区のパブリックコメントに出されたしろめくろめの会の意見の紹介がありました。
202111_しろめくろめの会統合方針改定案への意見添付された資料をもとに、1日歩いたことも踏まえて、統廃合の問題点を整理しました。
高低差
まず、結構な坂道。対象地域内は呑川・立会川の流れを挟んで高低差があります。特に8中と11中の間では22mもの高低差があります(GoogleMapから)↓
20211203_8中・11中間の高低差
生徒数増加
そしてあちこちでマンション建設。区は以下の人口予測を出していますが、西部地区がこんなに減少するのか。各地で見た建設ラッシュからするとどうなのか?20年前には、いまごろ区立小学校も次々単学級になるはずだった? 過去の予測もはずれています。20211203 人口予測
適正規模
そしてそもそも20年前に作られた「1校11学級以上を適正とする」基準は、今日妥当なのか。コロナ禍の経験も踏まえIT化や、少人数学級の実現。また教員の過重労働の元凶の一つとされる部活動のありかたなども改革が必要では。などなど様々な意見が参加者からも出されました。提出された文部科学省からの資料によれば、統廃合で教員数は、校長・教頭・養護教諭などが1人になるほか、2校統合で教諭21.9人→17.5人に、3校統合で教諭26.8人→20.0人と大幅に減ることがあきらかです。20211203_統廃合による職種別による教職員数の変化
中央中・大鳥中の統合の総括は?
中央中(2006年)大鳥中(2015年)の統合はどうだったのか。今回の改定案では肯定的評価のみだが、アンケート悔過など細かく見ると疑問も。またすくなくとも統合前後で一時旧2中の一年生入学者が1人になる、中央中の発足時には生徒は旧2・5・6中生徒数が半減した(537人→283人)、などの経過も振り返る必要があるのでは、と意見が相次ぎました。20211203_中央中_大鳥中統合前後の生徒数。掌綴数の変化
そのほか様々な情報交換。地元の「地域と学校を考える会」から、目黒区議会に統廃合計画の延期をもとめる陳情が出されています。都教組目黒支部ニュースにも報告が。 2時間ほどの懇談の後、散会しました。
20211112_地域と学校を考える会 陳情
20211130 都教組目黒支部ニュース