東京の最低賃金 労働局審議会31円引き上げ1072円で答申

現在、時給1041円となっている東京都の最低賃金について、東京労働局の審議会は、国の審議会が示した目安通り31円引き上げて、時給1072円とする答申を行いました。
10月から適用される見通しです。

厚生労働省の審議会は今週、今年度の最低賃金について過去最大の全国平均で31円引き上げるという目安を示し、現在、都道府県の審議会で実際の引き上げ額について議論が進められています。
このうち東京労働局の審議会は、5日の会合で目安通り31円引き上げ、時給1072円とする案をまとめました。
そして、採決の結果、賛成多数となったことを受けて労働局に答申しました。
31円の引き上げは東京都でも過去最大で、物価、特に食料品や光熱費などの上昇が大きいことや企業の経営状況が昨年度よりは回復傾向にあることなどが重視されたということです。
一方、企業側の委員からは「コロナ禍からの回復の兆しも見えていたが足下では急激に感染が拡大し、エネルギー価格の高騰などもあって見通しが立ちづらい」という意見が出され、採決では3人が反対したということです。
東京労働局では今月22日まで異議申し出を受け付け、新しい最低賃金1072円はことし10月から適用される見通しです。
東京地方最低賃金審議会の都留康会長は「生活が苦しくなっている最低賃金水準で働く人たちを守る観点を重視した結果です。労働局には、厳しい経営が続く企業の支援の推進をあわせて要望したい」と話していました。

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