24春闘:2月末時点、高額回答あいつぐ
24春闘もいよいよ山場に。新聞・テレビなどのニュースにみる常用をまとめました
すかいらーく6%賃上げ合意 過去最高で満額回答
すかいらーくホールディングス(HD)(本社:武蔵野市)は26日付で、HDとガストやバーミヤンを運営する子会社のすかいらーくレストランツの正社員約4200人を対象に4月から平均6.2%の賃上げを実施することで労働組合と合意したと発表した。過去最高水準で、初回の交渉で会社側が満額回答した。初任給も1万7400円増やし24万5800円とする。(2/26 NHK)
22024すかいらーく24年春季交渉 賃上げ総額 6.22%0240226_releaseホンダ・マツダ…「春闘」満額回答
ホンダは21日、2回目の労使交渉で満額回答した。ベースアップ(ベア)は23年比3・5%増の月1万3500円、定期昇給などを加えた総額が同5・2%増の月2万円、賞与は年7・1カ月とした。いずれも確認できる1989年以降で最高。満額回答は、組合の要求がなかった21年を除けば20年以来4回連続となる。非正規従業員についても、正規従業員とのバランスを考慮し、平均5・3%の賃上げを実施する。
マツダは同日に開いた1回目の労使交渉で満額回答した。ベア、定期昇給を含む賃上げの総額は月1万6000円、賞与は年5・6カ月とした。賞与とベア、定期昇給を含む総額は現在の人事制度になった03年以降過去最高の水準。今回の賃上げの総額は23年比6・8%相当の増加となる。
(2/23 日刊工業新聞)
サッポロビール、満額回答ベア1万2千円 1978年以来過去最高
サッポロビールは、4月分の給与から、月1万2千円のベア(賃金改善)をすると発表した。労組からの要求に満額回答した。ベアは2年連続で、金額は会社と労組の直接交渉が始まった1978年以来で最も高いという。定期昇給分を合わせると平均で6・4%の賃上げとなる。(2/29朝日新聞)
サントリー満額回答、7%賃上げ 過去20年で最高
サントリーホールディングスは4月分の給与から、月1万3千円のベースアップ(賃金改善)をすると発表した。この日の初回交渉で、組合からの要求に満額で妥結した。直近20年間で最も高いという。定期昇給分と合わせると、平均で約7%の賃上げになる。対象は同社員約5200人。傘下のサントリー食品インターナショナルも同水準の賃上げを見込んでいて、2社合計で約7200人規模のベアになる。(2/28 朝日新聞)
いすゞ自動車が満額回答 賃上げ月平均1万9千円は過去最高
いすゞ自動車は、今春闘の2回目の労使交渉で、労働組合が求めていた賃上げと年間一時金(ボーナス)に満額回答したと発表した。賃上げは、ベアと定期昇給をあわせて月平均1万9千円で過去最高。賃上げ率は6%超になるという。(2/28朝日新聞)
モスフードサービス、約650人対象に初のベア実施
モスバーガーを運営するモスフードサービスは、4月分の給与から、月1万円のベースアップ(賃金改善)をすると発表した。同社がベアを実施するのは初めて。定期昇給分と組み合わせると、平均で8%の賃上げになるという。グループ会社でも同水準の賃上げを予定している。対象は、同社の正社員や嘱託社員の計約650人(朝日新聞)
まいばすも、イオングループがパート40万人「7%賃上げ」へ
イオン労連と会社側は昨年の春闘から、グループで統一した賃上げ水準を決めている。対象となる約150社の正式な賃上げ率は今後、各労使が議論して正式に決めるが、グループトップの方針は拘束力を持つため、大半は7%の水準で妥結する見通しだ。
イオン広報によると、グループのパートの平均時給は現在1070円。7%の賃上げが実現すれば単純計算で75円程度の上乗せになる。昨年も労連は7%の賃上げで会社側と合意しており、2年連続の高水準の賃上げとなる。
(東京新聞2/19)