祐天寺にて、第35回朝鮮人戦争犠牲者追悼会
8月22日 午後6時より、目黒区の祐天寺にて、第35回朝鮮人戦争犠牲者追悼会が、コロナ禍を乗り越え4年ぶりに開催されました。
祖国に帰る朝鮮人労働者らを乗せた海軍の輸送船「浮島丸」は終戦直後の1945年8月24日、青森県から朝鮮半島の釜山に向かう途中、舞鶴湾で沈没した。日本政府の発表では、乗客乗員約4000人中、朝鮮人524人、日本人乗組員25人が死亡したとされるが、乗船者は1万人以上との見方もあり、犠牲者についても諸説ある。祐天寺（東京都目黒区）に安置されている犠牲者の遺骨280柱。（8月24日 毎日新聞より）
8月21日京都新聞社説は「日本軍人軍属として戦没した朝鮮出身者の遺骨を保管してきた東京の祐天寺では、舞鶴湾で爆沈し多数の朝鮮出身者が亡くなった浮島丸事件犠牲者の遺骨が今もまつられている。政府間の交渉が求められる。」と報じています。
追悼会では、幾度かの遺骨返還の経過や、なお残る280余の遺骨の今後について報告があり、遺族のもとへの帰国実現が望まれると挨拶がありました。
