さあ2022春闘! 日本の賃金は? 特に35歳~54歳世帯で大幅減少
日本の平均年収は552万円。中央値は437万円。
厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査」による。
中央値とは→年収の低い順(大きい順でも可)から並べたときに、丁度真ん中に値する収入のこと
でも6割は平均以下
図8 所得金額階級別にみた世帯数の相対度数分布 厚生労働省平成21年国民生活基礎調査の概況 > 2 所得の分布状況
国際比較 :OECD平均以下
OECD2020 ダイヤモンド編集部より
30年間でわずか4.4%増
●G7各国の平均賃金の推移(1990年〜2020年・ドル建て) OECD「Average wage」より
30代半ば~50代半ばの世帯所得 20年余前と比べ100万円超減少
2022年3月3日に開催された経済財政諮問会議では次のような資料が示されました。
①1994 年から 2019 年の 25 年間で 、 「 全世帯 」 の 所得分布 は 、 65 歳以上の高齢者世帯 や 単身世帯の増
加 に伴い 低所得階級の割合が上昇 。再分配後の中央値は、509万円から374万円に減少
②特に 、 世帯形成期の35~44 歳 、45~54 歳 の世帯で 大きく減少。 35~44 歳 657万→565万(-14%)、45~54 歳 826万→631万円(-24%)と大幅減少
③就職氷河期世代 を含む 「 35~44 歳の単身世帯 」 の所得は 、 1994 年には 500 万円台の所得階級の世帯が最
も多かった が 、 2019 年には 300 万円台が最も多くなっている。うち非正規雇用世帯では200万円台が最多。
などが分析されている。
20220303経済財政諮問会議資料1shiryo_04-1