全労連・東京地評争議支援総行動


東京国税局 原口朋弥さんを職場に戻そう!

12月5日 全労連・東京地評争議支援総行動、朝一番は、築地の東京国税局へ。2011年社会人経験枠で国税庁に入った原口さんは、最初の練馬税務署で「これくらいできるだろう」とパワハラを受け病気休職に。総務課長に相談したら、人事評価「D」。青梅税務署に移動しても、以後連続六回「D」。2019年に「苦情処理申し出」、同時に組合加入。人事評価見直しと職場環境改善をもとめたが、麹町税務署に異動。1年後に「分限免職」=解雇。免職撤回を求めたが国税局は応じず。2021年人事院に申し立て。2023年夏、人事院はいったん結審したが、公平・校正心理を求める1万筆の署名などの取組で2024年10月、審理を再開し、陳述書提出など審理やり直しの局面に至っています。集会では原口さん自身もマイクを握り、12月16日(月)18:30~ 全労連会館ホールで集会開催、何としても分限免職を取り消させたいと訴えました。

組024地018 チラシ_原口さん12.16決起集会

法務省前 闘い続ける民亊法務協会労組

争議支援総行動、第2弾は霞が関法務省前、民亊法務協会労組支援に。もう19年目になる「市場化テスト」:小泉政権末期に「官・民競争」として、仕事を丸ごと競争入札にかけ、安いところにやらせる。東京でも杉並の図書館が対象になった。国では各省庁が一つは実施と迫られ、法務省が選んだのが、各地の登記所での乙号事務=登記の照会、公開などの事務。目黒区役所の中にも窓口あります。安上りを目的とした市場化テスト。杉並の図書館をはじめ自治体ではほとんど残っていない。仕事が変わらず、入札のたびに価格下がることが求められ、どこも続かない。法務省の乙号事務の場合も仕事は決まっていて、「工夫して変える」余地はない。経費の9割以上は人件費で、競争入札の結果の価格低下は、労働条件の悪化をもたらすにすぎず、全国で各県の最低賃金に張り付く賃金と人員不足しかうんでいません。19年近く前から争議支援総行動で法務省前にお邪魔し、目黒労協として民法労さんからお話も聞いたこともありますが、今回ついに熊本で入札新規参入の「株式会社東武」が、40年近く仕事をしてきた中核の職員の雇止め:解雇を強行してきました。そしてその他の人にも「東武」は、労働時間空白の雇用契約書、就業規則もしめさない、などでたらめな態度をとっています。団交・法務省要請などが取り組まれているとの報告がありました。民事法務協会労組(名前は30年変わっていない)からも総行動に多数参加。1日の最後の総結集の場、東電パワーグリッド前集会では司会も務められていました。

202401_-法律を守らない企業の契約を解除せよ-

IBM 再雇用賃金差別と闘う

争議総行動 箱崎IBM前が昼の総結集。今日は天気も良く、寒さもさほどでもない。しかし昼の総結集には多数結集していましたが、平均年齢がさがった? シニア世代がへったように思えました。これでもいいと思いますが、春にはもっと大勢になるように、皆さんも腰を上げましょう!
IBM箱崎前、定年後再雇用、シニア契約社員の賃金があまりにも低い状態(月額給与18万5千円・年収222万円)(IBM労組HPより)の改善にもう一歩。子会社キンドリルでは一定の改善が見られました。東京都労働委員会からも不誠実団交の救済命令をかちとり、本体日本IBMでの改善にあと一歩。
また集会では、当該委員長から、「退職しろとは一言も言わず、Aさんが何を言っても否定するような雰囲気をつくり、ちくりちくりと会話の流れを退職の方向にだけ持っていっており、執拗な退職勧奨と取れる発言」の退職勧奨中に、突如Aさんに区役所から住民税の請求が。天引き(特別徴収)を退職する前に突如会社がやめ、区役所に書類回していたため。労組の追及に、「中国の事務部門が間違えた」とし、組合が謝罪を求めたのにも答えていない問題が報告されました。争議を闘いつつ、職場で組合員を増やし活動し続けている姿がうかがわれました。
目黒からもJMITU三菱自動車など参加。

パワハラ退職強要・不当配転をやめよ! 晴海 ノバ・バイオメディカル

争議支援総行動、ノババイオメディカル、晴海トリトンタワー。組合結成したら委員長を大阪から東京に強制配転、営業職から倉庫業務に、降格・賃金削減、パワハラ。疾患で給食に追い込まれていましたが、12月2日に職場復帰しました。集会にも元気な姿をみせ、「私だけなく、大阪でも再雇用あまりにひどい4分の一の低賃金のため退職される組合の仲間も出ている。会社は賃金は12月からもとにもどしてきた。もう一歩だ」と報告。争議は東京地裁(2025/2/5 結審予定)都労委(1/13 第14回期日)と会社を追い詰めている。会社はここにきて不利とみて和解案を出してきたが、配転・降格などはそのまま賃金のみ戻すという内容で、裁判での和解は決裂。都労委では、会社側は代理人・弁護士しか出てこず、会社担当者は「骨折したので3か月出れません」という状況で審議が続いています。
集会では、品川労協事務局長より、「最後までともに闘う」と決意表明。その日の要請団にも加わり、トリトンビルに向かっていました。

パワハラ自死 遺族の悲しみに誠実な対応を

争議総行動午後。溜池山王 H.U.Uグループホールディングス前。八王子地域労組きずなの争議。記憶では1年ぶりの総行動エントリーかな。地域労組組合員の兄弟がパワハラ自死。「真相を」と労災認定を求めて闘うも、最高裁まで敗訴。労災不認定となりました。しかし同社からはその後も労働相談が7件も。地域ユニオンの一員として、闘いの困難さわかります。それでも再び総行動にエントリーして闘い続ける地域労組きずな、共に頑張りましょう!
20241205きづな