中央最低賃金審議会:目安小委員会第4回
7月23日14:00 厚生労働省前 中央最低賃金審議会:目安小委員会、今年4回目のいよいよ佳境。新聞報道では50円UP? 等の見通しもでているが、例年ここは深夜まで続く目安小委。それを見越してか会場は厚生労働省内。といっても公労使がそろう3者の場以外の、公―労、公ー使会議は非公開。変な話だが労-使会議はない。すでの4月に賃金が上がる人より10月=最低賃金改定によって賃金が上がる人の方が多い。数百万人の賃金が決まるのだが、労使交渉ではない?。選任根拠不明の「公」委員、現場の労働者・労組役員を含まない「労組幹部」が「密室」で決める。ここ数年は政府方針を代弁する「公」委員が、労使を説得する形。これなら、チューリッヒのように市民投票で決める、サンフランシスコのように住民投票で決める、フランスのように法的にある「政府介入」条項により政治が決める=今回の仏総選挙の争点の一つも最低賃金だった。あるいはドイツでは、社民党の総選挙の最大公約が最賃引き上げ、勝利した社民党政権は一昨年大幅引き上げをおこなった(ただしこの方法は1回限りとされた)、シカゴのように市長が決める 等の方がはるかに透明性が高く、また副産物として毎年市民投票をやるよりと物価スライド条項付きのところが多い。
いずれにせよ、目安小委にあわせ会場の前で、全労連・全労協・最賃大幅引き上げキャンペーンによる宣伝行動が行われ、TVカメラも数台。今年の最賃審議へのマスコミの関心は極めて高い。