中央最低賃金審議会第5回目安小委員会:最賃引き上げ目安決まる!
7月28日 10:00~ 中央最低賃金審議会 目安小委員会。23年実質4回目。いよいよおおずめ、加重平均1000円は達成か、連合委員が前々回プレスに告げた最も低いCランクも47円以上アップで900円台に、という目標が果たせるのか。853円を47円アップして900円にすると5.5%アップ。これが全体に広がるなら、加重平均は1014円。東京は1130円になるのだが。加重平均1000円とCランク900円の連立方程式からは、東京は4%どころか40円に届くか届かないかの答えしか出てこない。おとといの目安小委提出の追加資料でも、昨年10月~今年6月までの物価上昇、全国平均で4.3%アップ:Aランク地域(東京ほか・加重平均人口の約半数)4.5%アップと東京の方が物価上昇は甚だしい。これは「持ち家の帰属を除く」数値。最賃近傍生活では、まず食料品や家賃などが問題になる。最低賃金の実質的な大幅低下は国民総貧困化である。
開会前。厚労省前宣伝行動。
全労協議長挨拶
郵政ユニオンなど、最賃キャンペーンの方々
目安小委員会 10:00~ 5分間全体会議を行い、ただいま公:使会議中。
労働者側委員の皆さん
こちらは使用者側委員
中央最賃審議会目安小委、公益委員見解を了承。加重平均1002円、A 41円、B 40円 C39円。
17時過ぎに、目安小委員会全体会合招集。そこで「目安小委、労使一致せず、目安を定めるにいたらず。公益委員見解を本審に報告することは了承。」という形で 加重平均1002円、A 41円、B 40円 C39円で公益委員見解発表。これが続けて開催された、中央最低賃金審議会の全体会議で了承。答申となりました。
東京は41円UPで1113円、3.8%引き上げでしかない!
全体としては物価上昇を重視、昨年10月以降の物価上昇4.3%に見合った引上げで加重平均1002円 というが、東京に当てはめると3.8%。物価上昇は全国平均より0.5%東京は上回っているのに、また引き上げは全国最低、という中央最低賃金審議会答申!