9.15東京地評争議支援総行動 


9月15日、終日争議支援総行動が取り組まれました。目黒労協からも複数参加し、「おつきあい」のある争議団を中心に、都内各地で社前集会などを行いました。今回は各原告団からの生の声の発言が目立ちました。

①民亊法務労働協会:法務省前「市場化テスト」として始まった競争入札によるコストダウン・今年はついに4ヶ所も入札不調:随意契約により仕事続いている状態。法務省直雇用による労働条件の確保・安定化が求められています。

②東京美々卯:京橋美々卯前。すでに閉店しているお店の前で、全国一般東京地本東京美々卯分会分会長以下8名の争議団が宣伝カーの上から決意表明。初の社前行動でご近所の方々にも生の声で訴えました。

③郵政ユニオン:日本郵政グループ本社前。約半数が非正規労働者の日本郵政。同じ仕事をしながらの格差に対し、非正規労働者が法廷で訴え。当日は労働契約法20条違反を提訴し、10月15日最高裁判決を前に、絶対勝利すると原告たちが訴えました。

④日本IBM:パワハラ降格裁判に続き、定年再雇用賃金差別裁判提訴。今年定年退職になり、再雇用:月17万円と高卒初任給以下で仕事を続けているとJMITU日本アイビーエム支部・支部長が訴え。さらにAI不当労働行為事件の都労委提訴も続けて報告がありました。

⑤明乳争議団:京橋エドグラン明治乳業本社前 賃金・昇格差別・職場排除との30年をこす闘い。いよいよ最高裁

上告で最終版局面です。当日配布の争議団のビラから、差別・排除の言葉。

⑥スーパーホテル:本社前の初行動、支配人・副支配人とういう名の夫婦住み込み24時間労働の「偽装請負」、しかし実態は分厚いマニュアルと本社指示に基づく過重労働、「労働者性」を認めさせ労基法・労働契約法を適用させるため裁判提訴。原告自らマイクを持って訴えました。

⑦KLMオランダ航空:キャビンクルーユニオンのKLMオランダ航空非正規CA雇止めに対し、29名が提訴。コロナ下で親会社のエールフランス含め雇用不安が続く中で、日本人クルーのみを非正規にとどめ、さらに雇止めする会社も、提訴以降交渉には応じるようになってきました。メトロ赤坂駅前の集会では原告自らマイクをにぎり、町の人々に訴えました。

⑧最後はJAL本社前行動に全員結集。日も短くなって夕闇迫る中、争議解決を迫るシュプレヒコールで一日の総行動の幕をとじました。